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も含め振り返ってみると,2021年は個人的には辛い年だったなと思います.親しい人の大きな怪我や入院,お客さんからの死亡や入院連絡が続いてるんです.こんな時はどうしても,ネガティブな感情が続いてしまいます.悲しい出来事や失敗,不安,うまくいかないことが続くとなかなか元気が出ないですよね?このネガティブば感情は,自分が何かを「あきらめていない」ために消えずにいるんです.
ギブアップすることが「あきらめ」ではない
「あきらめる」は,「諦める」ではなくで,「明らめる」でもあるんです.ほとんどの人が「あきらめる」ということを「ギブアップ」,つまり物事を途中で投げ出すことだと思っています.世間では「あきらめない」ということはいいことだと思われがちですよね?言葉を言い換えると,執着であり,切り替えられないことであり,ケジメがつかないことですね.漢字だと「諦める」ですが,語源は「明らむ」だそうです.本来は,物事を明らかにするという意味なので,道理をしっかり理解して,原因と結果をはっきりさせるという意味です.つまり!こだわりや執着を諦める(捨てる)ということなんです.こだわりが,心と体の不調を生むみたいですよ.
起こってしまったことをリセットしたくてたまりませんが,後悔しても,あれこれ悩んでも,何も始まらないことを「明らめ」ないといけません.起こったことを受容する,「明らめる」ことを急ぐ必要はないと思いますし,個人差はもちろんあるとは思います.伝えたいことは,「明らめる勇気」を持つことです.今回の訃報から,考えたことはたくさんあります.今でも,ネガテイブな感情は湧いてきますよ.ただ,明らかになったことはあります.その人の一言で,私は香川に来ることになりました.自分の何気ない一言で,他人の人生や行動が変わるかもしれないです.自分もそんな年になったなーとも思うし,そんな仕事を選んでいるなーと思うんです.人間生きていることが,最大の価値ですね.万が一の時のお金の話をする機会も多いですが,人生楽しくなるコンサルティング,何もなかった時に振り返ってみて大きな損がなくてよかったと思っていただける仕事がしたいと,改めて感じました!
人は歳をとるほど自律神経のバランスが崩れて,脳血流が悪くなり「あきらめる」ことがしにくくなったり,環境を変化させるのがどんどん億劫になるみたいです.「あきらめる」ことが自分に負けることではない.あきらめたからこそ,得られるものはたくさんあると思います.
参考文献
「あきらめる健康法」
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