みなさんは、健康を維持するために様々な対策をしているのではないでしょうか?
食事内容にこだわりがありますか?サプリメントを摂取していますか?
タバコやアルコールを控えてますか?
砂糖や炭水化物を減らし、野菜やフルーツをもっと食べようとしたり、
ネットフリックスの新シリーズを夢中で見る代わりに、
外やジムで過ごそうとしているかもしれません。外出する前に日焼け止めを塗ったりもするでしょう。
例えば、コーラに「砂糖税」を払う国があるのを知っていますか?その国とはイギリスです!
イギリスはコーラ 1Lあたり日本円で約44円の税金を納める義務があるんです。
理由は爆発的に増える肥満者を減らすためだそうです。
イギリスは2017年の時点で、西ヨーロッパで最も肥満が多い国でした。
OECDのレポートによると、1990年代以降イギリスの肥満は92%増加したと報告されています。
そして現在、イギリスでは2歳から15歳までの約140万人の子どもが肥満と見なされています。
砂糖税の対象となるのは100ml あたりの砂糖の量が5グラムを超える飲料。
例えばコカ・コーラは100ml あたり砂糖10.6グラムが含まれているので、
この「砂糖税」徴収対象に該当します。
8g 以上は1L につき24ペンスの税を納める義務があるので、
製品を販売するコカ・コーラは日本円にして約44円の税金を納めなければならないということです。
この「砂糖税」の導入、実はイギリスだけではありません。
世界ではすでに約50か国で砂糖税が導入しています。
さらに「ジャンクフード税」「脂肪税」などの税も生まれてきています。
世界各地で食べ過ぎ防止のために税金を課すほど、
今世界では肥満の問題が深刻化してきているのです。
そして、肥満は毎年470万人の早期死亡(2017年時点)の原因にもなっているのです。
健康に対して、政策を行っているのは良い事だと思いますが、
本当に健康を守りたいのであれば、他にもできることがあります。
それは、自分がお金をおいている場所・投資先(ポートフォリオ)のリスクを下げることです。
もちろん、銀行貯金や保険商品も含まれます。
臨床雑誌JAMAの研究によると、
資産の割合の多くを失うことが、不幸なだけではなく、寿命が縮むというのです。
社会科学者たちは、米国の富裕層が貧困層よりも長生きであることを何年も前から指摘しています。
実際、マサチューセッツ工科大学が発表した研究によれば、
富裕層の男性は、貧困層よりも14.6年長生きだと言います(女性では、その差は平均10.1年)。
貧困層は危険な地域に住んでいる、
予防医療を受ける機会が少ない、食生活が健康的でない、という理由は考えられます。
実際、政府援助を利用している、いわゆる貧困層の人々(人口の56%)は、
肥満、糖尿病、炎症、高コレステロールのリスクが高く、健康状態は最悪です。
しかし、富裕層であっても、投資ポートフォリオに深刻な打撃を与えると、
より豊かで健康的なライフスタイルの利点がすべて失われる可能性があるそうです。
JAMAによれば、資産の大半を失うと、20年以内に死亡する可能性が50%高くなるとされています。
これは心臓病を患ったときの死亡率と同じくらいだそうです。
そして、それは単に、彼らが大きな喪失とそれに伴う悲しみを経験したことに起因するのです。
気づきにくいですが、退職金の大部分を失ったり、自己破産したりした人もいます。
誰でも、このような統計の1人にはなりたくないですよね?
そのために、今日からできることはたくさんあります。
あまりにも多くの人々がよく理解しないまま、金融商品を契約したり、銀行に沢山のお金を置いたままにしています。
毎月の積立金の多くが、手数料として取られ、増えない仕組みにお金を積立てている。
国の制度や周囲の人がみんなやっているからという根拠のない安心。
株価上昇の可能性だけを考え、下降リスクをまったく考えていない投資の方法。
最後に少しだけアドバイス!
- 健康にも投資する
- 支出を見直す
- 契約している貯蓄性商品の効率が悪くないか確認してもらう
- 資産が増えたときに、減らない戦略が取れる商品か確認してもらう
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